アラフィフ独身介護士のミノタケ資産運用

身の丈にあった「頑張らない」投資スタイルで金融資産3500万円を目標にするブログ。圧倒的なパフォーマンス!とは無縁な平凡な人が普通にできる資産運用を語っていきたいと思います。


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4月2日に埼玉の間瀬ダムを観てきました。桜のピークをちょっと過ぎたくらいでしたね。

こんにちはアラフィフ独身介護士のミノタケです。
3月は夜勤のタイミングやその後プチ旅に出たりで更新が遅れました。定期的にこのブログを見てる人はいないと思いますが失礼いたしました。


いちおうTwitterのほうで先出ししておきました。ネタバレ

さて、今月は新しい銘柄の購入はなかったですが金融界で激震が走り相場が乱れましたね。お金を貯めておきたいミノタケですが、例によってガツガツ買い込んでしまいました…。

【定期買付の部】
つみたてNISA
3月2日 スリム全世界株式 13,000円分
3月2日 楽天VTI(全米株式) 20,000円分

特定口座
3月2日 スリム全世界株式 17,000円分

iDeCo
3月17日 スリム全世界株式 11,829円分

ネオモバイル
5日に3678:メディアドゥ、5857:アサヒHD 20日に2931:ユーグレナ、7342:ウェルスナビ 28日に7094:NEXTONEを買い付けています。

3月6日 3678:メディアドゥ 1株(74) 1,504円 計1,504円
3月6日 5857:アサヒH 1株(52) 2,032円 計2,032円
3月20日 2931:ユーグレナ 1株(173) 915円 計915円
3月20日 7342:ウェルスナビ(61) 2株 1,205円 計2,410円
3月28日 7094:NEXTONE(33) 1株 3,310円 計3,310円

今月の定期購入は72,000円(61,829円(投信)+10,171円(ネオモバ))でした。現金キープを目的に投信の買付設定を見直した結果、購入額が減っています。4月には特定口座での買付もなくなるのでさらに減る見込みです。

【スポット購入の部】
投資信託(特定口座)
(売買なし)

米国株(マネックス証券)
(売買なし)

日本株(マネックス証券)
3月14日 8591:オリックス 1株(106) 2,218円 計2,218円 ※配当金からの再投資
3月17日 8591:オリックス 1株(107) 2,142.5円 計2,142円 ※配当金からの再投資
3月23日 8591:オリックス 1株(108) 2,178.5円 計2,178円 ※配当金からの再投資

日本株(ネオモバイル)
3月1日 4578:大塚H 1株(5) 4,122円 計4,122円
3月1日 4452:花王 1株(57) 5,030円 計5,030円
3月2日 7358:ポピンズ 1株(81) 1,805円 計1,805円
3月2日 4452:花王 1株(58) 4,949円 計4,949円
3月2日 1381:アクシーズ 1株(2) 2,886円 計2,886円
3月3日 7358:ポピンズ 1株(82) 1,789円 計1,789円
3月3日 4578:大塚H 2株(7) 3,943円 計7,886円
3月6日 4578:大塚H 1株(8) 3,965円 計3,965円
3月7日 4578:大塚H 1株(9) 4,009円 計4,009円
3月7日 1381:アクシーズ 1株(3) 2,905円 計2,905円
3月9日 8802:三菱地所 1株(100) 1,697円 計1,697円  100株到達!!
3月9日 4578:大塚H 1株(10) 4,075円 計4,075円
3月10日 4578:大塚H 1株(11) 4,064円 計4,064円
3月10日 4452:花王 1株(59) 5,052円 計5,052円
3月13日 6326:クボタ 1株(35) 2,059.5円 計2,059円
3月13日 6301:コマツ 1株(10) 3,317円 計3,317円
3月13日 2374:セントケアH 1株(203) 771円 計771円
3月13日 8098:稲畑産業 1株(40) 2,723円 計2,723円
3月13日 8802:三菱地所 1株(101) 1,635円 計1,635円
3月13日 6586:マキタ 1株(37) 3,195円 計3,195円
3月13日 7358:ポピンズ 1株(83) 1,755円 計1,755円
3月13日 1381:アクシーズ 1株(4) 2,904円 計2,904円
3月13日 4578:大塚H 1株(12) 3,980円 計3,980円
3月14日 8098:稲畑産業 1株(41) 2,616円 計2,616円
3月14日 6326:クボタ 1株(36) 1,991円 計1,991円
3月14日 6301:コマツ 1株(11) 3,241円 計3,241円
3月14日 5857:アサヒH 1株(53) 1,990円 計1,990円
3月14日 5108:ブリヂストン 1株(31) 5,119円 計5,119円
3月14日 4578:大塚H 1株(13) 3,961円 計3,961円
3月14日 4452:花王 1株(60) 5,016円 計5,016円
3月15日 7358:ポピンズ 1株(84) 1,771円 計1,771円
3月15日 4578:大塚H 1株(14) 3,973円 計3,973円
3月15日 4452:花王 1株(61) 4,978円 計4,978円
3月15日 1381:アクシーズ 1株(5) 2,903円 計2,903円
3月16日 2374:セントケアH 1株(204) 747円 計747円
3月16日 5108:ブリヂストン 1株(32) 5,032円 計5,032円
3月16日 7358:ポピンズ 1株(85) 1,718円 計1,718円
3月16日 4578:大塚H 1株(15) 3,938円 計3,938円
3月16日 6301:コマツ 1株(12) 3,182円 計3,182円
3月16日 6326:クボタ 1株(37) 1,933円 計1,933円
3月16日 8098:稲畑産業 1株(42) 2,623円 計2,623円
3月17日 1381:アクシーズ 1株(6) 2,892円 計2,892円
3月17日 6301:コマツ 1株(13) 3,167円 計3,167円
3月17日 6326:クボタ 1株(38) 1,930円 計1,930円
3月20日 7358:ポピンズ 1株(86) 1,771円 計1,771円
3月20日 4578:大塚H 1株(16) 3,918円 計3,918円
3月20日 2374:セントケアH 1株(205) 746円 計746円
3月22日 8802:三菱地所 1株(102) 1,575円 計1,575円
3月22日 1381:アクシーズ 1株(7) 2,900円 計2,900円
3月23日 8802:三菱地所 1株(103) 1,550.5円 計1,550円
3月23日 8766:東京海上 1株(28) 2,580円 計2,580円
3月23日 6326:クボタ 1株(39) 1,938.5円 計1,938円
3月24日 8802:三菱地所 1株(104) 1,546円 計1,546円
3月24日 8766:東京海上 1株(29) 2,546円 計2,546円
3月24日 8098:稲畑産業 1株(43) 2,631円 計2,631円
3月24日 8058:三菱商事 1株() 4,586円 計4,586円
3月24日 6326:クボタ 1株(40) 1,913円 計1,913円
3月27日 8766:東京海上 1株(30) 2,531円 計2,531円
3月30日 5857:アサヒH 1株(54) 2,010円 計2,010円
3月30日 8766:東京海上 1株(31) 2,514円 計2,514円
3月30日 8802:三菱地所 1株(105) 1,561.5円 計1,561円
3月31日 7094:NEXTONE(34) 1株 3,090円 計3,090円
計183,200円

日本株(楽天証券)
(売買なし)

仮想通貨(暗号資産)
(売買なし)

予定通りに8802:三菱地所が100株に到達できました。他にマネックス証券口座にストックされている配当金を利用して8591:オリックスを買い増ししています。冒頭に述べた相場の乱れがあったタイミングに4578:大塚ホールディングスをせっせと買い増しできたのは嬉しい誤算ですね。しかしスポット買いで18万超えは予定外すぎます…お金がなくなってしまう…。

今月の投資は定期買いの72,000円にスポット買いが183,200円となり合計で255,200円となりました。うぅっ、また買い過ぎてしまいました。安いな、と思うと買いの手を止めることが難しいです。

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資産の推移は好調で先月比で+3.38%、年初来+15.37%となっています。

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なかなか思うように資金コントロールが出来てないのが課題ですが、粛々と投資を続けていきたいですね。

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先月のKindle unlimitedキャンペーンを利用している本。同時代を俯瞰した視点から見れば、キリスト教の伝来は西洋による侵略手段だよねというお話なんですけど、大変面白いです。面白いんですけど、メモを取ったりしながらなのでキャンペーン中(2ヶ月間)に読み終えられるか不安。せめてあともう一冊くらい読みたいのですけど。定期的に利用している人はどうやって読書の時間をこさえてるんですかね…。

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こんにちはアラフィフ独身介護士のミノタケです。2月もあっという間に過ぎ去って春も目の前に迫る三月になってしまいました。
1月は年末年始に仕事してたせいか特に早く感じましたが、2月も早かったですね。この調子じゃ今年もあっという間に年末になりそう…。

【定期買付の部】
つみたてNISA
2月2日 スリム全世界株式 13,000円分
2月2日 楽天VTI(全米株式) 20,000円分

特定口座
2月2日 スリム全世界株式 17,000円分
2月16日 スリム全世界株式 10,000円分
2月16日 楽天VTI(全米株式) 10,000円分

iDeCo
2月15日 スリム全世界株式 11,829円分

ネオモバイル
5日に3678:メディアドゥ、5857:アサヒHD 20日に2931:ユーグレナ、7342:ウェルスナビ 28日に7094:NEXTONEを買い付けています。

2月6日 3678:メディアドゥ 1株(73) 1,645円 計1,645円
2月6日 5857:アサヒH 1株(49) 1,969円 計1,969円
2月20日 2931:ユーグレナ 1株(172) 959円 計959円
2月20日 7342:ウェルスナビ(59) 1株 1,276円 計1,276円
2月28日 7094:NEXTONE(32) 1株 3,845円 計3,845円

今月の定期購入は91,523円(81,829円(投信)+9,694円(ネオモバ))でした。久しぶりにNEXTONEが買い付け設定額(5000円)にヒットして買い増しすることができました。ちなみに来月から新NISAに備えて現金を確保すべく、NISAとiDeco以外の投信購入はストップする方向です。3月頭の買い付けはたぶん設定が間に合わず購入することになると思いますが。

【スポット購入の部】
投資信託(特定口座)
(売買なし)

米国株(マネックス証券)
(売買なし)

日本株(マネックス証券)
2月1日 2687:CVSベイエリア 2株(109) 409円 計818円 ※配当金からの再投資
2月3日 2687:CVSベイエリア 2株(111) 405円 計810円 ※配当金からの再投資
2月9日 1438:岐阜造園 1株(3) 1,001円 計1,001円 ※配当金からの再投資

日本株(ネオモバイル)
2月1日 5857:アサヒH 1株(48) 1,992円 計1,992円
2月3日 4452:花王 1株(51) 5,132円 計5,132円
2月3日 4441:トビラシステムズ 1株(192) 818円 計818円
2月3日 4248:竹本容器 2株(102) 743円 計1,486円
2月3日 8802:三菱地所 1株(94) 1,644円 計1,644円
2月7日 4578:大塚H 1株(2) 4,088円 計4,088円
2月8日 4452:花王 1株(52) 5,133円 計5,133円
2月8日 8802:三菱地所 1株(95) 1,682.5円 計1,682円
2月9日 2374:セントケアH 1株(201) 799円 計799円
2月9日 5857:アサヒH 1株(50) 1,953円 計1,953円
2月13日 2374:セントケアH 1株(202) 780円 計780円
2月13日 4441:トビラシステムズ 1株(193) 816円 計816円
2月13日 4452:花王 1株(53) 5,050円 計5,050円
2月13日 4578:大塚H 1株(3) 4,100円 計4,100円
2月13日 8802:三菱地所 1株(96) 1,620円 計1,620円
2月15日 7358:ポピンズ 1株(78) 1,853円 計1,853円
2月15日 4441:トビラシステムズ 1株(194) 810円 計810円
2月16日 7358:ポピンズ 1株(79) 1,812円 計1,812円
2月16日 5857:アサヒH 1株(51) 1,968円 計1,968円
2月16日 8802:三菱地所 1株(97) 1,627円 計1,627円
2月17日 8802:三菱地所 1株(98) 1,622円 計1,622円
2月17日 7358:ポピンズ 1株(80) 1,729円 計1,729円
2月17日 4452:花王 1株(54) 5,080円 計5,080円
2月22日 6326:クボタ 1株(33) 2,033円 計2,033円
2月22日 8802:三菱地所 1株(99) 1,630.5円 計1,630円
2月22日 4452:花王 1株(55) 5,100円 計5,100円
2月22日 4578:大塚H 1株(4) 4,130円 計4,130円
2月22日 6586:マキタ 1株(36) 3,240円 計3,240円
2月24日 4441:トビラシステムズ 1株(195) 867円 計867円
2月27日 4452:花王 1株(56) 5,054円 計5,054円
2月27日 6326:クボタ 1株(34) 2,053円 計2,053円
2月28日 1381:アクシーズ 1株(1) 2,886円 計2,886円 new!!
計80,587円

日本株(楽天証券)
(売買なし)

仮想通貨(暗号資産)
(売買なし)

8802:三菱地所が1単元まであと1株の99株になりました。たぶん3月には100株に到達しそうです。7358:ポピンズも少し安い時があったので買い増しすることができました。ミノタケは買い一辺倒ですが、ポピンズはけっこう上下動がありますね。

その他では月末に新規で1381:アクシーズを購入しました!この株は昨年出たばかりの四季報を初めて買って読み、最初に目についた銘柄でずっとウォッチしてました(*^^*)

↑このTweetの頃

アクシーズは鶏肉を一貫生産していてケンタッキーフライドチキンに商品を卸したりしている食肉会社です。配当が3%越えていて、PBR1倍割れ。ROE、ROAも良い…と「えぇ…っ、こんな会社全然しらなかったなぁ」と読んでいて印象深かったです。その時は「3000円割ったら買ってみたいなぁ」と思ってましたが、なかなか買う機会が訪れませんでした。

直近で値を下げたのは2月3日にアクシーズの所有する農場から鳥インフルエンザが発生したためです。ちなみに来期予想は減益で予想ROEなどもこれまでと違ってあまり芳しくはありません。件の鳥インフルで鶏肉の価格は上がってますが、飼料価格などの高騰も高どまったままだし、人件費もろもろ以前よりコストがかかるようになっているようです。

そういうわけでしばらく株価は低迷するかもしれませんが配当は四季報では95円の据え置き予想(会社予想は無し)。予想での配当性向50%を越えますが24年予想では50%を切ってくるので、そう無理くりな数字でもありません。他の銘柄同様、チマチマと買い増しながら株数を増やしていければと思います。


↑アクシーズのHPへのリンク。

今月の投資は定期買いの91,523円にスポット買いが80,587円となり合計で172,110円となりました。またけっこう買ってしまったなぁ、という感想です。もう少し我慢できないものか…。

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年が明けてからの好調が続いており、先月比で+2.80%、年初来+11.59%となりました。株価も上昇しましたが、仮想通貨が持ち直しているのがミノタケPF的には大きいですね。仮想通貨の値が戻してきてるのはFRBの利上げ観測に打ち止め感が出てきたことが作用している要素が大きい(基本的に金利要素のない仮想通貨は通貨の金利の方向が近年は価格に影響している様子がある。)と見られていて、直近では逆に「いや、まだしばらく利上げは続きそうだ」と見方が変わってきてるので仮想通貨の値も足踏みになるかもしれませんね。

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ここ数年はせっせと現金から株や投信などへの資産シフトをしてきましたが、今年は本気で少しペースを落として現金ウェイトを高めていきたいと思います。となると配当金で入ってくるドルもキープしておきたいかなぁ。

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安倍晋三 回顧録
尾山宏
中央公論新社
2023-02-08

電子書籍版を予約して購入しましたが、まだ冒頭をチラッと読んだ程度です。1984など平行して読んでいる本などあり、なかなか読み進められてませんが、ちょっと読んだだけでも気になる話がボンボン出てくる感じです。確定申告(まだやってない!)を終えたら休日にガッと読んでしまおうかしら。でもゲームや車中泊の装備作りとか色々他にもやりたいことあるんだよなぁ(笑)


Amazon Kindle unlimitedキャンペーン

AmazonのKindle unlimitedのキャンペーンがまた始まったみたいです。以前にキャンペーンを利用した人も1年経つと、また対象になったりします。 ミノタケも見てみたら2ヶ月99円の対象になってました。積読がたまってるけどまた利用してみようかな😃

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こんにちはアラフィフ独身介護士のミノタケです。今回はミノタケが昨年読んで、「面白いな~」と思った本をいくつか取り上げてみようと思います。

ミノタケは今52歳で今年53になるのですけど、この歳になってくると自身の健康や老後のこと、社会保障や国情の安定なども気になってくるのか政治に関する関心も高まってきました。読む本などもそういった傾向が反映している気がします。投資に関する関心もあいかわらずありますが、30代、40代の頃のほうがより高く熱心だったように思います。何年か続けてきて諦観のような気持ちもあるのかもしれません。

1.「孤独の宰相 菅義偉とは何者だったのか」 柳沢高志・著 文藝春秋



ミノタケとしては菅前総理はオリンピックはともかく、色々とよくやってくれていた首相という印象で退陣は残念でした。この本は退陣してしばらくしてから発売されて話題になっていた本で、SNSなどでもしばしば取り上げられることもあり興味を覚えて購入した本です。

Googleのサービスに「Google Lenz」と言うものがあって、これは画像を解析してこの鳥はなんて鳥だとか分かったり、色々便利なのですが文章を読み取ってテキストとしてコピペする機能もあります。ミノタケはメモ代わりにこれを使って印象的だった部分を取り込んでおいて時々そこを読み直したりします。読み取り切れなかったり、ルビ部分などが変な位置に文として紛れてしまうようなところはありますがかなり便利です。昔、パソコンにスキャナーをつないでそれでソフト(OCRとか言ったっけな?)を使って文章を読み取るようなのもあったのですが機能は段違いに優秀ですね。

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Lenzで取り込んだ文章を同じGoogleのKeepというサービスを利用して保存しています。何か適当なアプリが無いものかといくつか試しましたが、結局Keepに落ち着きました。シンプルで検索できるのが便利。

孤独の宰相を読んでメモしたいくつかを取り上げてみましょう。
・有権者が喜ぶような政策ばかりではない。後期高齢者の医療費窓口負担の引き 上げをめぐっては、与党内から「選挙に悪影響を与える」と強い反対が沸き起こ った。しかし、「現役世代の負担を軽減させたい」という菅のこだわりから反対 をはねのけ、一定の収入がある高齢者に対して、現行の1割負担から2割負担へ の引き上げに踏み切った。また、長年、先送りが続いてきた福島第一原子力発電 の処理水の海洋放出も、「支持率を下げる」と消極論が根強かったものの、菅 「自分がやるしかない」と決断した。
・国会議員になった菅は、こんなことを感じたという。
「国会議員になって、まわりを見ると東大とかハーバード大を出たような経歴を 持つ人ばかりだった。でも、自分の主義主張を最後まで貫く人はいないんだなと 気付いた。最後は自分で判断できず、流れに身を任せる人ばかりなんだよね」
銀の匙(さじ)をくわえて生まれてきた二世議員たちとは同じにしてほしくない。自分 の腕一つでのし上がってきたという強烈な自負と意地が、菅にはあった。
しかし、衆院選を控え、与党内では、窓口負担を1割から2割に引き上げる対 象について、できるだけ限定的にすべきとの意見が大勢だった。投票率が高い高 齢者の反発を恐れたからだ。しかし、菅は「高齢者にも相応の負担をしてもら い、現役世代の過重な負担を軽減するべきだ」と頑として譲らなかった。 私にも、その強い決意を語っていた。
「若い人たちは、お金がなくたって負担しているんだよ。だから、払える高齢者 には、払ってもらおうということだ」 「与党の反対が根強いですが?」
「与党は『選挙が近いから』と反対するけど、それは間違っている。国民は説明 すれば、きちんと分かってくれる」
「医師会が反発しますね?」
「どうでもいいんだよ、そんなことは」
政治家なんで色々闇な部分もあったりするのでしょうけど、この本を読んでいると自分の名誉とか、周囲の軋轢とかそういうのは優先順位が低く「今、必要な事」と思えることを最優先にする実利の人、という菅氏の性格がよく見えてきます。まさに「名を捨てて、実を取る」というタイプの人です。

ちなみに菅さんは現首相の岸田総理とは犬猿の仲、というか性格的に相容れない感じで非常に対称的です。現首相もは実質的で有意な結果をなにか残してくれるといいのですが…。外務大臣としては確か歴代最長の実績がある人ではあるので、その方面で期待できれば…。

菅氏は国民とのコミュニケーション面で足りないところがあり退陣につながったとはよく言われることですが、そういう意味でも裏方で本領を発揮できる人なのかもしれませんね。

2.「50代で自分史上最高の身体になる自重筋トレ」 比嘉一雄・著 青春出版社


50代で自分史上最高の身体になる自重筋トレ (青春新書プレイブックス)
比嘉 一雄
青春出版社
2018-12-21


ミノタケはけっこう前から休日とか、夜勤前とかの時間のある時にストレッチ等するようにしてたのですが、「体脂肪ぜんぜん落ちないな~」とか思って、「あ~、筋肉つければ相対的に体脂肪率落ちることになるのか?」と思いついて腕立てとか腹筋もストレッチするタイミングで合わせてやるようになったんですね。でも、あいかわらず落ちない。この本にも書いてあるように、結局「食べる量<消費するエネルギー」でない限りは何をしようと痩せないんですよね。逆に運動しなくても上記が成立してれば健康不健康は別として痩せる。

この本を読む前に8月にコロナになって自宅待機&宿泊待機してた時期がありました。その時にこの本とは別にトレーニング系の本を読んだんですね(Kindle Unlimitedの2ヶ月100円とかのキャンペーン利用してた。)。そちらで筋肉の効果とか効能を知って、「筋肉って正直関心なかったけど、思った以上に大事だな…」と考えを改めていました。それまでは怪我をしないという意味で柔軟性を重視してました。

この本でも同様に筋肉の大切さはうたっていて、アンチエイジングに繋がったり代謝能力、免疫力の向上が語られていました。この本はいわゆるジムに行って機械トレーニングするような内容ではなく、腕立てや腹筋などの重力や自身の体重を使ったトレーニング法なので簡単に取り組むができます。ミノタケも自宅で済ませたかったので自分のやり方に合ってましたね。この本を読んでからスクワットも加えるようになりました。太ももの筋肉は人間の筋肉でもっとも大きい部分なので、効果が大きいそうですよ。

あとこの本で取り入れたのはタンパク質をより多く取るためにプロテインを飲むようになったことですね。確かに飲み始めてから、以前と同じことしてても筋肉が見る目にわかるようについて来てますね。



↑ミノタケが飲んでるのはコレですね。1回あたり付属してるスプーン4杯が推奨されてるのですがミノタケは3杯に留めています(初めてやることなので)。飲みやすいという評判だったので、最初同じもののパックジュースみたいになっているのをスーパーで買って飲んでみて「イケる」と思えたので飲んでます。

最近、食べる量のほうも律してしばらく経つので少しずつ体重が落ちてきましたね。体脂肪率はあまり変化ないですが…。しかし聞くところによると市販の体脂肪率計は誤差が大きくてあまり当てにならないらしいですね。それじゃあな…とか思いつつ量り続けています。

3.孟嘗君 宮城谷昌光・著 講談社

孟嘗君 全5冊合本版 (講談社文庫)
宮城谷昌光
講談社
2015-01-09



次は小説です。ミノタケは歴史も割りと好きでYoutubeで歴史系の動画もよく観るのですが、中国の春秋・戦国時代にハマってる時期がありました。その流れで当時の人物である孟嘗君が5月5日という自分と同じ誕生日であり、かつそれが理由で殺されかけるという逸話を知って興味を覚えて手に取った本でした。

この小説が抜群に面白く、その後同じ著者の作品をいくつか読んで今も何冊かが「積読」状態です。「重耳」なども面白かったですね。この作品では孟嘗君の育ての親的な存在の”風洪”という人物がヒーロー像として抜群に魅力的で格好いいです。一方で孟嘗君自身は色々お膳立てが整った環境での活動、という印象でもう一つ人物としては立ってなかったなと感じます。その後著者の「孟嘗君と戦国時代」という解説本的な本も読んだのですが、著者は孟嘗君を戦国時代を網羅できる象徴的な存在として作品の中心に据えたようです。そう見ると、主人公の孟嘗君の人物造形がやや浅い印象なのも頷けるように思いました。

この小説では先の風洪に限らず、秦国の法整備改革を行った商鞅やもう一人の「孫子の兵法」として知られる孫臏など時代を彩る代表的な人物が続々と出てきてまさに戦国時代を縦横無尽に描き出されています(風洪自身はモデルとなる人物はいるようですが、ほぼ著者が創造したキャラクター。)。これこそが孟嘗君を中心に据えたコンセプトなのでしょう。私の生まれた時代は戦争が過去になりつつあった時期でしたが、近年は「日本も戦場になるかもしれない」と思わせる空気が漂ってきています。時間をおいてもう一度読んでみたい本です。

孟嘗君と戦国時代 (中公文庫 み 36-18)
宮城谷 昌光
中央公論新社
2021-02-25




4.DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール ビル・パーキンス著 ダイヤモンド社

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
ビル・パーキンス
ダイヤモンド社
2020-09-30



「投資ブログなのに投資本の書評はないんかい!!」というツッコミが聞こえそうな気がするので、それっぽい本を一冊。この本は投資というよりは生き方をテーマにした作品という気がしますが、経営者や資産運用に関心が高い人にも多くの影響を与えたことで話題になった本です。ミノタケもそのような話を耳にして手に取った一冊でした。手に取ると言いつつ、実際は電子書籍サイトでポチッとしてるわけですが。

なかなか刺激的なタイトルですが、著者は考えなしに「宵越しの金は持つな!」と言っているわけではなく、寿命をまっとうするのに必要な資金を確保することは重要であり前提であると語っています。ではなぜ「ゼロで死ね!」と言ったタイトルなのかと言うと、元気な時に必死で働いて貯めたお金の多くを遺したままに亡くなる人間があまりに多いという現実のためなのです。また、以下のようにも非合理的なお金の使い方を例えています。
こんなふうに死から目を背けているから、いざ死が眼前に迫ったときに、ほんの数週間の延命に数十万ドルもの大金を費やすことになる。

その金は、若い頃に何年、何十年も懸命に努力して稼いだ金だ。 病床に伏して身動きもとれなくなった状態で過ごす数週間のために、健康で活力に満ちた時間を何年分も費やしたのだろうか?

これが非合理的でないというのなら、私には何がそうなのかわからない。
莫大な時間を費やして働いても、稼いだ金をす べて使わずに死んでしまえば、人生の貴重な時間 を無駄に働いて過ごしたことになる。その時間を取り戻すすべはない。

100万ドルの資産を残して死んだら、それは100万ドル分の経験をするチャンスを逃したということだ。たとえそれが5万ドルだとしても、5万ドル分の経験をするチャンスを逃したということになる。

それでは、最適に生きたとは言えない。
非常に説得力がありますね。年を取ってからの時間と若い時の時間の価値がどちらがよりあるのか?という問いに若い時に重きを置くと答える人は多いでしょう。それが分かっていながら、人は年をとって働けなくなってからの時のために若い時の時間を消費してお金を貯め続けるのです。

でもこれも分かる話です。働けなくなってお金が稼げなくなったらどうしよう、という不安が大きいのです。その不安を過剰に見積もって必要以上にお金を溜め込んでしまうことを問題視してるのが著者の主張なのです。

この本では他にも死んでから財産を分与するよりも早めに資産を贈与することの価値。若い時にリスクを取る価値。健康悪化の影響は福利的に増えていく、など示唆に富む話題が色々語られています。もう一箇所だけ引用しておきましょう。
死の床にいる人を見れば、それが正しいとはっきりとわかるだろう。

老衰し、身体を動かすこともできず、チューブで栄養をとり、排泄も自力ではできない。そんな状態では、人はそれまでの人生の経験を思い出すこと以外ほとんど何もできない。 プライベートジェットを自由に使えたとしても、もうどこにも 行けないだろう。貯金が100万ドルあっても、10億ドルあっても、残された人生でその金を使ってできることはほとんどない。

また、旅行に行くことを考えてもよくわかる。 旅行を楽しむには、時間と金、そして何よりも健康が必要だ。
ミノタケにとってもとても有益で勉強になる本でした。時間の使い方、価値について深く考えてみたい、参考にしたい、という方にオススメできる一冊です。

他にも取り上げたい本がありますが、長くなってきたのでここまで。後編としてまた何冊か書きたいと思います。

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