アラフィフ独身介護士のミノタケ資産運用

身の丈にあった「頑張らない」投資スタイルで金融資産3500万円を目標にするブログ。圧倒的なパフォーマンス!とは無縁な平凡な人が普通にできる資産運用を語っていきたいと思います。

2021年08月

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こんにちはアラフィフ独身介護士のミノタケです。2年ほど前に「健康に投資せよ!」という記事を書きました。




こちらの記事では介護士であるミノタケは夜勤も多いし不健康になりがちだから健康に配慮していかないといけないなぁ、実際血液検査の数値も悪くなってるし…的なことを書いています。健康にお金を使うのも立派な投資だよね!という記事です。

で、今年の5月に受けた健康診断の結果で便潜血が認められた(2回検査のうち一つが陽性)ので、予約していた大腸の内視鏡検査を受けてきました。実は始め、胃カメラの検査を受けている行きつけのクリニックに行ったところ「もう一度、便潜血検査をしてみましょう。お尻のところがちょっと切れていて陽性ということも多いですからね」と言われ、言われたまま検査を受けました。

結果2回とも陰性で「なら、いいか…」とも思ったのですがなんとなく気にかかり、これまた行きつけにしている内科に相談しに行ったんですね。だってネットでググる限りでは「1回でも便潜血を認めたら、内視鏡検査しときましょう!」という論調が基本だったんですよ。で、内科のDr.も「いやぁ、それは受けたほうがいいですよ!」とのことで5~10年ぶりくらい久しぶりに大腸の内視鏡検査を受けることにしたのです。

(話が横道にそれますが、それなりの年齢になったら各科目の馴染みの医院を近所に作るようにしておいたほうが良いです。そのほうが医者も情報を蓄積できて病変にも気づきやすいと思います。早く電子カルテとか統一形式とかできてどこで受診しても過去の診察内容とか詳しく参照できるようにして欲しいですよね。こういうのブロックチェーンとか一番向いてる事柄なんだけどなぁ。)

ミノタケの大腸内視鏡検査は人生で二回目。最初、以前に受けた医院に予約しようとしたのですがなぜか電話が繋がらず、後日直接出向いて行ったんですよ。そしたらなんと身内の不幸があったとのことで、しばらく診察は難しいという貼り紙が。これは無理だわと諦めて、別の近隣の医院を探して予約しました。
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コロナのご時世もあって、一週間分の検温とか色々事前準備が必要でした。これも医院からの指示で前日に検査食というのを食べたのですが、860kcalほどしかなくメチャクチャ空腹で辛かったです(笑)前日も普通に出勤で介護士として動きまくりますからね…。


しかも前日の食後に飲む下剤がなんとラキソベロン一本丸ごと!という超豪気な指示!!看護士や介護職の人ならお馴染みだと思いますが、普通は便秘の利用者に数滴内服してもらって効果てきめんのあのラキソベロンですよ!?いきなり全量とは…。便失禁不可避と判断したミノタケは人生で初めてリハビリパンツ(紙パンツ)を購入しました(笑)

結果、普通に便失禁することもなく朝にお通じがしっかり出して、9時に医院で追加の下剤を飲んだ上に最後に浣腸をして止めを指すという絶対ウンコ残さないマン的な段階を経て無事に内視鏡検査を終えました。以前のところもそうでしたが、麻酔を使うので「あっ、今お尻にカメラが入ったな…」と思ってから数秒後には眠りに落ちて気づいたら検査は終わってました。

診察結果は冒頭の写真がそれなんですが、異常所見なしでした。良かった、よかった。もちろん、カメラを通しても異常を見逃す可能性もないわけではないですが、それでも白黒ハッキリさせといたほうがスッキリしますよね。費用は3割負担で7000円ほどでした(検査食が別途1600円くらいかかった。)。

投資で資産形成を目指す人は「長生きした場合のリスク」も考えて資産を増やしたいと思っている方も多いと思います。お金はこさえられたけど、病気の発見が遅れて早死にすることになってしまった…なんてことのないよう、普段からの食生活、睡眠時間の確保、予防につながる健康診断等、「健康への投資」も怠らないようにしていきたいと思います。

できる範囲でやっておいて、それでも何らかの病気にかかってしまったのなら仕方ないかなとも思えますが、「もしあの時、ああしていたら…」なんて後悔だけはしたくないですからね!

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先日Amazonでタイムセールがあり、前々から目をつけていたFire HD10 Plusを購入しました。セールで5000引きで購入。専用のキーボード付きカバーも購入したので合計額は2万円弱ほどに。



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ノートパソコン的に使える1万円台のタブレットFire  HD10

理想としてはChromebookがほしいのですが、Win10のノートパソコンと比べてもそんなに安くないんですよね。動画編集とか重たい作業をする予定はないので、最近新しくなったHD10ならブログ作業くらいなら普通にこなせるのではという期待を込めてエイヤと購入してみました。

旧世代のHD8を保有しているのでFire HDの使い勝手はある程度わかっています。HD8でもノーパソ的な使い方は試しましたが、使えなくはないけどやや重くレスポンスが悪い印象でした。現世代のHD8Plusならイケると思いますけどね。

はたしてミノタケの期待に応えてHD10はノーパソ的に使えています!この記事と先の「8月の投資内容」の仕上げはHD10を使ってガストで入力しました(笑)

Google Driveやスプレッドシートを使いたかったので、Google Play、およびChromeブラウザを導入(保証を受けられなくそうなので、導入は自己責任で)しております。Bluetoothマウスも別途に購入しました。

使い勝手としては特に問題なく使えていますね。画面も10インチなら程よいです。意外に便利だったのがこれはAndroidの機能ですが、二画面機能ですね。ブラウザとTwitterアプリを並べて使えるのが便利です。

ただ圧倒的に安上がりなだけにいくつか難点もあります。

1.物理的に重い(キーボードカバー付きだと1kg強)。
2.カバーの開き具合(角度)が足りない。
3.Google Playを導入すると保証が受けられない。
4.キーボード配置が独特。

1は価格的に妥協できるところではありますが、感想としてはやはり「重い」ですね。ただ専用のキーボード付きカバーが良くできていて手軽にキーボード部分を分離でき、そうなると500g前後となるのでグッと手軽になります。

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マグネットで溝に乗ってるだけなので、分離は本当にお手軽。

2の開き具合ですが、ミノタケがファミレスに腰を下ろしてHD10と正面から向き合うと微妙に画面がお辞儀したような印象です。液晶は綺麗で角度がついていてもハッキリ見えているので支障はないのですが、なんとなくスッキリしない部分ですね。
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もう一段階開いて欲しい。

本体側が首をもたげた状態なのでトップヘビーであり、これ以上角度をつけると安定感が損なわれるのかもしれませんね。

3については読んで字のごとくですね。4のこれもブラインドタッチする上ではつっかかる部分です。まず、ファンクションキーがブラウザ起動や液晶の照度調整に固定されていて漢字変換のキーに使えないことですね。片仮名変換などのキーはキーボードの説明書に書いてあるので出来なくはないのですが、慣れが必要です。そしてESCキーがないのも痛いです。あと普通はCtrlキーが左端にあると思うのですが、なぜかFnキーが位置していて違和感があります。

総じて入力面における難点になりますかね。キーボード自体は打ちやすくモノは良い印象です。

という、価格なりの難点もあるHD10ですがコストパフォーマンス的には◎を付けられる良品と言えると思います!同様な利用目的であれば、セールの時に検討してみると良いと思いますよ!!

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(追記)
後日手持ちのFire HD8(旧世代)にもGoogle Play+Chromeをインストールしてみました。
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キーボードは馴染みのあるこちらのほうがいいな(笑)

動作はさすがに重いですがキーボード、というか日本語入力はやはりファンクションキーが使えるこちらのほうが使いやすい。でも重いな。最新のHD8 Plusだと違うのだろうか…。

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艦これも重いです、というか画面が見切れる…

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Google Driveは普通に使える感じ♪

携帯性ではHD10よりHD8はずっと軽いから、こちらもありですね。画面サイズも支障のないレベル。ノートパソコンレベルとは行きませんが、ちょっとした時の使い勝手はこちらのほうが良いかもしれません。こちらの追記はHD8(旧世代)を使って書いています。

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こんにちはアラフィフ独身介護士のミノタケです。緊急事態宣言下で8月はおとなしく過ごしました。そんな中、今月は新規の銘柄を二つも買ってしまいましたよ。

(定期買付の部)

つみたてNISA
8月3日 スリム全世界株式 13,000円分
8月3日 楽天VTI(全米株式) 20,000円分

特定口座
8月3日 スリム全世界株式 17,000円分
8月17日 スリム全世界株式 20,000円分
8月17日 楽天VTI(全米株式) 20,000円分

iDeCo
8月16日 スリム全世界株式 11,829円分

ネオモバイル
ネオモバイルでは現在5日に、
・3678:メディアドゥ
・2568:上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジなし
20日に・2931:ユーグレナ を買い付けています。

8月5日 3678:メディアドゥ 1株 4,560円 計4,560円
8月5日 2568:上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)Hなし 1株 2,844円 計2,844円
8月20日 2931:ユーグレナ 4株 887円 計3,548円

今月の定期購入は112,781円(101,829円(投信)+10,952円(ネオモバ))でした。今月から特定口座で中旬に買い付けていた楽天VTを手数料の差からスリム全世界株式(いわゆるオルカン)に変更しています。

(スポット購入の部)

投資信託(特定口座)
(売買なし)

米国株
(売買なし)

日本株(ネオモバイル)
8月3日 9432:NTT 1株 2,820円 計2,820円
8月3日 9142:JR九州 1株 2,382円 計2,382円
8月3日 4441:トビラシステムズ 3株 1,218円 計3,654円
8月4日 4441:トビラシステムズ 3株 1,203円 計3,609円
8月4日 2374:セントケア・ホールディング 2株 946円 計1,892円
8月4日 2393:日本ケアサプライ 1株 1,625円 計1,625円
8月4日 2768:双日 5株 326円 計1,630円
8月5日 2768:双日 5株 315円 計1,575円
8月5日 9142:JR九州 1株 2,407円 計2,407円
8月6日 9142:JR九州 1株 2,393円 計2,393円
8月6日 2393:日本ケアサプライ 1株 1,605円 計1,605円
8月6日 2393:日本ケアサプライ 1株 1,599円 計1,599円
8月6日 2374:セントケア・ホールディング 2株 901円 計1,802円
8月6日 2374:セントケア・ホールディング 2株 900円 計1,800円
8月11日 2931:ユーグレナ 3株 968円 計2,904円
8月11日 4441:トビラシステムズ 2株 1,226円 計2,452円
8月11日 2393:日本ケアサプライ 1株 1,616円 計1,616円
8月13日 2931:ユーグレナ 2株 911円 計1,822円
8月13日 4441:トビラシステムズ 2株 1,224円 計2,448円
8月13日 7094:NexTone 1株 3,245円 計3,245円 new!!
8月16日 2374:セントケア・ホールディング 2株 890円 計1,780円
8月16日 2393:日本ケアサプライ 1株 1,589円 計1,589円
8月16日 4441:トビラシステムズ 2株 1,190円 計2,380円
8月16日 9142:JR九州 1株 2,437円 計2,437円
8月17日 2374:セントケア・ホールディング 2株 870円 計1,740円
8月17日 2393:日本ケアサプライ 1株 1,577円 計1,577円
8月17日 7094:NexTone 1株 3,115円 計3,115円
8月18日 2931:ユーグレナ 3株 920円 計2,760円
8月18日 9142:JR九州 1株 2,437円 計2,437円
8月18日 4441:トビラシステムズ 2株 1,120円 計2,240円
8月20日 8698:マネックスグループ 10株 607円 計6,070円 new!!
8月20日 2374:セントケア・ホールディング 2株 868円 計1,736円
8月20日 2393:日本ケアサプライ 1株 1,525円 計1,525円
8月20日 7094:NexTone 1株 3,060円 計3,060円
8月26日 8698:マネックスグループ 5株 581円 計2,905円 
8月27日 7094:NexTone 1株 3,185円 計3,185円
8月27日 4441:トビラシステムズ 2株 1,192円 計2,384円
8月27日 2931:ユーグレナ 3株 887円 計2,661円

仮想通貨(暗号資産)
(売買なし)

今月のスポット購入合計は90,861円でした。先月の24万円に比べると半分程度に抑えることができました。定期買いとの合計は203,642円です。1株単位で買える手軽さから、ついつい買い付けがかさんでしまい勝ちなネオモバイル証券での買い付けを抑制するために自己ルールをもうけることにました。


今月の途中からルールを適用したのですが、そこそこ効果があったように思われます。理想としてはひと月5万円程度に抑えたい

そうした中、冒頭で述べたように今月は新規で2銘柄購入しています。7094:NexToneと8698:マネックスGです。

NexToneは国内音楽著作権界の巨人・JASRACの向こうを張ることを目的に2つの同業が合併して出来た音楽コンテンツの著作権管理会社です。NexToneは"ネクストン"と読むらしいですが、"NEXT ONE"(もう一つの選択肢)を意識した社名であることは明らかですね。NHKと同様、独占的に利益を得るJASRACにあまり良い印象を持っていない方は多いと思いますがミノタケもそんな個人の一人、「おっ、そんな面白い会社があるのか!頑張ってほしい」と買っていくことにしました。もちろん成長にも大いに期待です。相当に成長を織り込んだ数字ではありますが…例によって少しずつ買い増していきたいですね。

マネックスGは言わずと知れたネット証券の大手の一角です。ミノタケも口座を持っており、米国株やiDeCoはマネックスの口座を利用しています。マネックスは数年前に仮想通貨取引大手の一つのコインチェックを買収したことでも知られています。仮想通貨投資も行っているミノタケとしてはもっと早くから保有しておきたい銘柄でしたが、ここまで機会を逸していました。

最近のネオモバイル口座での新規購入は成長期待の銘柄が多いですね。メディアドゥ、ユーグレナ、トビラシステムズ、NexToneなどです。メディアドゥも漫画等本の著作権、トビラシステムズは詐欺被害の撲滅など、利用者の権利・資産を守る事業が目立ちますね。これも時代のトレンドの一つなのかもしれません。

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前回、「4月の総資産額を越える日は来るでしょうか?」と書きましたがまさかの早々の最高資産額越えとなりました!前月比+10.55%、年初来は+47.69%となっております。これはグラフの推移を見てもわかる通りに先月に引き続き仮想通貨PF(というかBTCとイーサリアム)の巻き返しによる面が大きいです。こうもあっさり越えてくるとは…。

ちなみに推移グラフの現金部分ですが、これまで現金性資産ということでJAの個人年金共済を加えていたのですが、考えてみたら運用益の期待値が貯蓄レベル(といっても数%あるけど)なだけで、引き出したい時に引き出せるわけでもなし手持ち現金の変化を把握するには余計な要素ということで除外することにしました。



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先月に引き続き仮想通貨のウェイトが増加、現金ウェイトが縮小するというお馴染みのPF推移となっております。そういえばこのPFグラフを見ていて思い出しましたが前々からおかしいと思っていたみずほ銀行、最近ますます酷いですね。






お金を安心して預けられないなんて銀行として致命的で、年金をきちんと管理できずに解体された社会保険庁と同様ですね。ミノタケは住まいのロケーション的にもっとも利便がよかったので長く第一勧業銀行の頃からメインバンクとして使って、その後メインを楽天に移しつつもサブとして使ってきましたがもう資産を移すことにしました。iDeCoや県民共済、一部のクレジットカードの引き落とし口座に指定してましたがこれらを移し、現金も最低限にすることにします。あまりにも酷すぎる!基本が出来ていない!!


競争力
三木谷良一
講談社
2013-09-13


最近は図書館で借りたこちらの本を読んでいます。楽天モバイルの事業赤字で叩かれることの多い三木谷氏ですが、ミノタケの1億倍は頭が良いであろう氏がそんなに間違ったりするのだろうか?そもそもどんな人なのだろう?名前は知ってるけどよく知らないなと思って読み始めましたが、なかなか面白いです!


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(追記)
8月30日 8698:マネックスグループ 5株 576円 計2,880円
8月31日 2931:ユーグレナ 3株 880円 計2,640円
いつもの追加購入です。5,520円の追加で月間スポット購入額は96,381円、総額は209,162円となりました。

こんにちはアラフィフ独身介護士のミノタケです。先日「50代からの投資は有益か?」というテーマで記事を書きました。



その後、ある程度時間をとって実際に職場の同僚に投資指南?というと居丈高ですが投資のイロハについて話をする機会があり、その時にこさえてみた資料?をベースに同テーマの続きを書いてみようと思います。「有益だ」というのがミノタケのスタンスですが、今回はもう少し具体的に突っ込んだ形で触れてみたいと思います。振り返りつつ話を勧めていきましょう。

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・投資目的は「老後資金」の確保。
50代からの投資目的として「老後資金の確保」が目的であることを前提とさせていただきます。「老後資金の確保」が目的であることは2つの利点があります。

1.資金を使う時期を10~20年先と想定することができる。
2.少しずつ取り崩すことが前提であり、ある時期に大きな金額が必要という性格のものではない。

1.の利点は比較的長期スタンスに立った投資ができること(期待利回りに収束しやすい。安定化)。2.の利点は運用を継続しながら少しずつ資金を取り崩していけるということ(取り崩し始めてからも複利が利くということ)。

とはいえ、株式投資(ミノタケがお勧めしたのは世界株インデックス)はリスク(ブレ幅)の大きい投資、取り崩しを始めるタイミングで不景気がやってこないとも限りません…。もしも不景気が10年続いたら…。これは同投資の場合の最大のマイナス面と言えましょう(一般に不景気は数年で回復するというのが歴史の通例。)。

同僚にも「絶対儲かる、とはお約束できない」と口を酸っぱくして説明しながら、つみたてNISAによるインデックスファンドの定期購入をお勧めしました。以下がそのシミュレーションです。


・インデックスファンドのつみたてNISA購入によるシミュレーション
毎月3.3万円(年間39万6千円)を10年~20年継続した場合(利回り5%として)。

10年後 元本 396万円 / 時価 511万円 利回り+29%
15年後 元本 594万円 / 時価 877万円 利回り+47%
20年後 元本 792万円 / 時間 1344万円 利回り+69%

という数字が出てきました。「まぁ、机上の計算だけどね!?実際は上下の変動があるんだけど…」と前回の記事で触れたマイナス面にもふれつつ…(^^)。ここまでは前回の話とそんなに変わりませんよね。50歳からなら60歳で511万円、65才で877万円、70歳時に1344万円が期待できるというシミュレーションです。

同僚に具体的に話をすることを考えた時、「取り崩しをし始めた先のシミュレーションが必要だよなぁ」と思い始め軽く検索をかけると「セゾン投信」(昔、ミノタケも投資してました。)のサイトに「取り崩しシミュレーション」というコーナーがあるのを見つけました。

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こちらのサービスを使わせていただいて、ある程度の期間つみたてNISAを継続してから取り崩しを始める、というシミュレーションをしてみました。

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まずは10年つみたてNISAを継続し、5年間運用を継続し65歳から取り崩しを始めた場合のシミュレーション。5年間5%利回りを継続した結果511万円は652万円まで増えています。ある程度金額が大きくなってくると複利の効果も大きいですね。

毎月3.5万円取り崩した場合は94歳まで、4万円だと87歳まで取り崩しが続けられるという結果が出ました。いわばこれだけの期間「自分年金」がこさえられますよ、というシミュレーションです。

ところで画像の直線的なラインは運用利回りが0%(つまり貯金と同義)の場合のシミュレーションです。こちらは80歳で資金が尽きてしまいます。94歳と比べると14年の差異があります。これが複利運用の差ですね。

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次は15年つみたてNISAを継続した場合からの取り崩しシミュレーションです。65歳から月4.5万円の取り崩しを始めて実に97歳までと、ほぼ寿命が尽きるまで?資金が持ちそうな結果となっています。6万円取り崩した場合だと83歳で資金が尽きます。

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つみたてNISAの最大期間である最も長期間の20年間投資を継続してから取り崩しを始めた場合のシミュレーション。きちんと計算してないから分かりませんが、取り崩し時に非課税期間の20年を越えてしまう可能性がありますから、この数字通りとはならないかもしれません。

(つみたてNISAは購入した20年後にその部分の投資先が一括して特定口座に移る形となり、その時点で非課税利益分が確定する。売却はされませんが、買値がその時の時価、となるわけです。最初に投資した1年目分は20年後、2年目分が21年後、3年めが22年後…という具合。)

20年継続した場合は資金も大きくなり1000万円を越えてきます。取り崩し額も強気に7万円/月、9万円/月としてもそれぞれ101歳、89歳まで資金が持ちます!(8万円だったら?など気になりましたら、セゾン投信のサイトで自分で入力して確認してみましょう。)

さて、ここでそもそもの投資資金の目的を思い出しましょう。目的は「老後資金」です。

老後資金とは、老後の生活費と考えても大きくはブレません。突発的なトラブルに対する生活防衛資金は別途必要となるかも知れませんが、今回は除外して考えます。そして老後の生活費を考える上で国民年金や厚生年金の「老齢年金」の存在は無視できません。

老後資金(老後の生活費)= 老齢年金+自己資金(あるいは資産)

という数式が成り立ちます。老後の生活費からもらえる老齢年金を引いた額が同僚の「確保すべき必要額」となるわけです。




相談を受けた同僚は12~13万/月あれば暮らしていけると想定しており、国民年金は満額、65歳まで今の仕事を続け、お金が足りなければパートタイムになるとしても70歳までは働く覚悟があります。丼勘定ですが厚生年金を加えれば7万円/月程度の老齢年金を期待できそうです(自分の年金は?と気になる方はねんきん定期便を確認してみてください。手続きをふめばネットからも確認が可能です。)。と、いうことは…。

12~13万円 ー 7万円 = 5~6万円

月あたり5万円から6万円程度の自己資金が確保できれば老後の生活が成り立ちそうだという事が分かりました。となるとつみたてNISAを15年+α程度続けるか、15年+パート・アルバイトの補填でいけそうです。毎月3.3万円のつみたてNISAを65歳まで続ければおおよその老後資金は確保できそうだということが分かりました。

こんな話を同僚にすると「なんとなくだけど、安心しました」と笑顔(^^)。保証できる内容ではなく、あくまでシミュレーションに過ぎませんが「漠然とした不安感」を拭う助けにはなったと思います。

「老後2000万円必要」なんて十把一絡げな話よりは現実的だと思いますよ。各々が月々に必要な金額はいくらなのか?そして老齢年金はどれだけもらえるのか?人によっては個人年金を積み立てている人もいるでしょう、その額はいくらか?それぞれの数字を書き出せば、「老後に必要な資金」は割り出せます。そして必要な資金をこさえるのにつみたてNISAはiDeCoとともに有益な手段です。

どちらも非課税というのが大きな利点です。この記事を見て興味を持った方がいたらぜひ検討してみてください。こちらの記事ではつみたてNISAやiDeCoの始め方については触れませんが、つみたてNISAは各証券会社の口座を開設することで始めることが出来ます。銀行でも可能ですが、手数料が割高になりがちなのでネット証券で絞っていくのがベターでしょう。

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↑ミノタケの場合の想定年金額の話です。年金額をベースに自分に必要な老後資金を割り出しています。



ミノタケの基本的な投資への取り組み方、考え方を書いてみた記事です。

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