こんにちはアラフィフ独身介護士のミノタケです。今回は私の職業でもある「介護士」に向いた資産運用とは?を考えてみたいと思います。

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acworksさん
による写真ACからの写真
…というか、もし私のブログにたどり着く人がいるとしたら検索ワードで「介護士 投資」とかそんなワードになってくると思うんですよね。なのに、「その手の話題がねーじゃねぇか!!(怒)」となっては申し訳ないですよね。なので私の個人的見解ですよ?というお断りの上で考えてみたいと思います。

まず条件付けを介護士として考えてみたいと思います。多少ステレオタイプと言うか決めつけ気味になるのはご容赦下さい。

・仕事が忙しく、投資に割ける時間は少ない(休日はゆっくりしたい)。
・収入は少ない(種銭は限られる)。
・運用に関する知識は乏しい(貯金と節約くらいしかしてない。株とかギャンブル?怖い!と思っている。)。

と言ったところでしょうか?必ずしも介護士に限りませんが、「金ならうなるほどあるぜー!」てな人はあまり介護士をしていないと思います(^^)

では介護士にできる資産運用を考えてみましょう。順番としては、
1.節約
2.貯金
3.投資(資産運用)

となると思います。1.2.をこなし、投資のための種銭を作ってから投資に取り組むことになります。始めから「10万くらいならあるぜ?」という人なら飛ばしても良いとは思います。

でも、投資をするということをお金を増やしたいわけですよね?であれば、投資の前に節約に取組むのが順番としてはイージーです。お金を増やすには、「収入を増やす」「支出を減らす」の二択があるわけですが、最初の取り組みとしては後者のほうが手っ取り早く、効果てきめんです。



そして投資を始める前に「もしも」に備えた現金を確保しておきましょう。怪我や病気などで失職してしまった、なんて時のための自己保険と言えばいいでしょうか?いわゆる「生活防衛資金」と言われるものです。

一般に生活防衛資金は自身の月収の半年から1年分と言われています。ちなみにミノタケは200万円を生活防衛資金として設定しています。そんな余裕ないよ!という方も頑張って3ヶ月分くらいは貯めて欲しいです。投資は精神的に負担をかける事態が生じえます。できるだけリスクを廃した状態でスタートできることが望ましいです。


投資の言葉で「アセット・アロケーション(資産配分)」という言葉があります。言ってみれば節約も貯金もアセット・アロケーションの一部であり、それ自体が投資活動でもあるのです。「貯金だって円に対する立派な投資なんだ!」「生活防衛資金にお金を配分する!」と考えてもらえればまた見方も変わってくるのではないでしょうか。

さてさて、とにもかくにも投資のための種銭も出来たとしましょう。介護士に向く、人生初めての投資は果たして何がいいのでしょうか?

1.日本株(株主優待を狙ってみる)
2.投資信託を積立てる(インデックスファンド)
3.ウェルスナビなどロボアドバイザーにまかせてみる

1.日本株(株主優待)
私自身は米国株などもやっておりますが、初心者の方には敷居を高く感じられることでしょう。それに比べると日本の証券市場に上場している日本株の購入は「トヨタ」「マツモトキヨシ」など見知った会社が対象となり、イメージもしやすいと思います。

日本株の中には「株主優待」を設定している会社もあって、株を一定数所有(条件に寄っては一定期間)することで優待をもらえる権利を得ることができます。

どのような物があるかというとこれは様々で、お米だったり上場している会社の商品券だったりクォカードだったり様々です。映画会社なら映画の無料観覧券、鉄道会社なら乗車券がもらえたりします。

投資をやってみようかな?と思った人には「株主優待」の存在を知って興味を覚えた人も多いのではないでしょうか。私自身も「すかいらーく(ガストなどの利用券)」「東京テアトル(映画のチケット)」などを優待目的で所有しています。

投資の入り口として、きっかけとしては良いのではないかと思います。所有することで株価が上がったり、下がったりを経験することもできますしね。


私自身も株主優待目的で日本株を保有しています。やはり馴染みのある物というのは取り組みやすい気がしますね。優待は自分の生活圏で使い出のある物を中心に選んでいます。

2.投資信託を積立購入する(インデックスファンド)

投資信託を毎月一定額、積立て貯金のように購入していく。個人的にはこれが一番無難でオススメかなと思います。投資信託というのは、これも種類が色々とあるのですが、債権や株、ETF(上場投資信託)など様々なものを投資対象にしていますが、ある程度テーマを絞ったものや全ての資産(株・債権・不動産・金など)に投資するといった商品もあったりします。

投資信託には日経平均などの指数に機械的に連動するように設計されたインデックスファンドと、ファンドマネージャーと呼ばれるいわゆるプロが投資先を判断して売り買いするアクティブファンドに大別されます。私がオススメしたいのは前者のインデックスファンドです。

理由は手数料が圧倒的に安いということと、大抵のアクティブファンドはインデックスファンドに成績で及ばないからです。現在は「ノーロード」と言われる購入時の手数料無料をうたっている商品もずいぶん増えました。

インデックスファンドの中にも様々な種類があり、株や債券、その対象も日本だったり米国、ブラジルやベトナムなど新興国とよばれる地域など色々です。これらをごった煮にした世界の株価資産全体に連動するような商品もあったりします。

今も私が持っている「セゾン投信(セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド)」などもインデックスファンドにあたります。セゾン投信は先に述べた世界の資産に連動するような商品で「世界の株・債券にそれぞれ50%ずつ振り分けて連動する」といった設計になっています。

投資信託は証券会社の口座を開けば購入できますが、先にふれたように買い方としては「積立購入」をオススメしたいと思います。理由は5000円、1万円/月など少額から投資できることです。これであれば、毎月の給料から少しの節約で捻出することもできると思います。積立て購入であれば、「生活防衛資金」を作りながら同時に始めるといったことも可能だと思います。

さらに言うと、継続購入していくことで過去に投資した分の利益が利益を生んでいく「複利」が効いてくることです。例えば毎年100円ずつ貯金をするとしますよね?5年後の貯金は500円(今は利息がほとんどつかないので、利息は0円とします。)。対して投資信託が年3%の利益を生むとします。となると翌年は利回りの3円が追加の貯金100円に加えて乗って203円になります。

その翌年は利回りは9.09円で309.09円。そのまた翌年は418.36円、5年目には530.91円となり、貯金したのに比べて30円の差がつきました。これが複利です。

私もセゾン投信を5000円~2万円と毎月購入を10年近く続けていました。今後も「楽天VTI」などの投資信託を定期購入していくつもりです。



3.ウェルスナビなどロボアドバイザーにまかせてみる
今はすごい時代で機械任せ(サイト説明では「ロボアドバイザー」と「金融アルゴリズム」によって運用している、とのこと。)で投資先から、その配分(アセット・アロケーション)まで自動でまかせられるようになりました!

サイトの説明を見る限り、トータルの税額計算のサービスまでやってくれるみたいですね。最低投資額が10万円からとなる上に手数料が1%/年かかってきますが、AIの利用料になるのでしょう(私は未経験です)。

最初、「全てをまかせてしまうのは、本人の経験につながらないからあまりオススメできないのでは?」とも思ったのですが、投資が初めての方には資産が増えたり減ったりすること自体が初めての体験となります。ウェルスナビの運用推移や資産の配分の変化を見ることから関心が生まれたり次へのステップにつながるのではないか?と考え、ふれてみることにしました。
ロボアドバイザー投資1年目の教科書
松岡 賢治
SBクリエイティブ
2017-11-18



生活防衛資金の話から、日本株、投資信託、複利の話など本来ならそれぞれをテーマとしてエントリーすべき話題とも思いますが、ざっくり把握してみたいという人もいると思い非常に簡潔にですがまとめてみました。

実際投資先というのは個人の向き不向きがあったり、素養次第では不動産投資やFX(為替証拠金取引)が向いているという人もいるでしょう。あくまで参考程度に読んでもらえればと思います。

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最後にもう一つだけ!仮に投資できるお金が10あるとしたら、1/10から始めてみて下さい。そして単一の商品でも一度に全てのお金を投じるのではなく、時期を複数に分けて購入していきましょう。

お金の上がり下がり(株価があがる、下がるなど)は、経験してみないと分からない精神的作用をもたらします。お金を儲けるつもりで始めたのに買った株が下がってしまった!我慢できない!!売ってしまおう!と、結局損してしまうなんてよくあることです(私も何度も経験しています(^^))。

(私は仮想通貨なんてハイリスクな投資もしていますが、時期は数年に渡っての継続購入でしたので、高値の頂点が買値になってしまう…なんてことは避けられています。)

この心理的体験は小さな額でも味わえます。最初は少額から始めて感じを掴み、感覚がつかめてから少しずつウェイトを増やしていくというのが賢明です。

人生は長いです。50歳から始めても30年は時間が平均的にはあります。20代であれば60年です!最初の数年~5年は準備期間くらいなゆったりした気持ちで取り組んでみるのが良いと思います。上の3つのオススメも儲けることよりも投資の世界を知ること自体に重きをおいた入門編としてとり上げてみました。

野球を始めるなら素振りやキャッチボールから始めますよね?車の運転なら教習所に通うところから始めます。投資はお金さえあれば始められますが、投資の世界もそのような準備や勉強、練習が結果を出すためには必要です。

介護士になるためにホームヘルパー2級、あるいは初任者研修を受けたように練習・勉強から始めていきましょう(^^)

人生初めての投資として3つ上げてみましたが、4つ目としてネオモバイル証券での投資を書いてみました。



老後に備えて投資を考える人は多いと思います。私の場合、老後に備えて3500万円必要と考えており、この額を目標としています。


続編


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