アラフィフ独身介護士のミノタケ資産運用

身の丈にあった「頑張らない」投資スタイルで金融資産3500万円を目標にするブログ。圧倒的なパフォーマンス!とは無縁な平凡な人が普通にできる資産運用を語っていきたいと思います。

タグ:高配当株


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こんにちはアラフィフ独身介護士のミノタケです。以前にアップした同タイトルから2年近く経過したこともあり現在のポートフォリオを確認してみようと思います。当時は商品券などの「株主優待」狙いだけだったのに対して、銘柄も増え目的も優待株だけでなく、株主配当金を当て込んでの「配当金株」、株価の上昇を期待する「値上がり益」狙い、投資先企業自体の成長(=株価上昇)を期待する「成長株」など多様になりました。




以前が優待目的のみの9銘柄だったのに対して、33銘柄と大幅に増えました。時価総額も当時100万円ほどだったのが約500万円になっています。総資産に占める日本株の投資ウェイトも7.6%ほどから19.3%と高くなりました。当時は現金ウェイトが高かった(41%)ですね。

それぞれの銘柄について投資目的と小コメントをつづっていきます。書いてみたら随分と長い記事になってしまったので「株主優待」「配当金」目的のグループと「値上がり益」「成長」狙いのグループに分けて記事にしました。前編となる今回は前者です。
(テーマが被る銘柄に関しては「どちらに力点を置いているか」でグループ分けをしました。)

・JT:2914 【配当+優待】
高配当株として有名な日本たばこです。最大で300株所有してましたが減配で100株減じて現在は200株保有。

・オリックス:8951 【配当+優待】
前回の記事から所有している古参株。こちらは様々なギフトを選べる「ふるさと優待」で知られる株主優待で人気のある銘柄です。配当利回りが高いことも人気の背景。

・KADOKAWA:9468 【優待】
オリックス同様の古参株。優待狙いで購入しましたが買付額(1,480円)から3倍強に値上がりしました。KADOKAWAも本や映画チケット、ゲームと色々な選択肢から優待内容を選ぶことができます。

・コジマ:7513 【優待】
NISA枠で当時手軽に買える価格(23,300円)で500円分の商品券がつくということで軽い気持ちで購入してみた電気屋さんの銘柄ですが、こちらも値上がりし3倍近い価格になりました。復配されたことで配当利回りも魅力的(4%越え)なものに成長。


・東京テアトル:9633 【優待】
こちらも映画の無料券を目的とした株主優待狙いで購入した銘柄です。コロナ下でまったく優待券が利用されない死蔵状態でしたが、都内のコロナ患者も減少してきたのでようやく利用できそうです。

・福岡リート投資法人:8968 【配当】
唯一保有しているReit(上場不動産投資信託)銘柄です。ミノタケの買値1318円ほどで配当利回りは4.8%ほど(Reitの場合は普通、配当ではなく「分配金」という表現になります。)。

・極楽湯ホールディングス:2340 【優待】
ここまで○倍になんてコメントが続きましたが、当然値下がり銘柄もあります。極楽湯もそんな銘柄の一つ(450円→300円)。株主優待(利用券)目的なので保有継続だけどコロナで銭湯も行けずにいた色々泣ける銘柄。四季報では「継続前提に重要事象」と書かれており(資金不足で借金体質に。)、まったくおすすめはできない銘柄。

・ヤマダ電機:9831 【優待】
こちらも値下がり(692円→474円)。優待も長期優待が廃止され改悪ですが、優待自体は重宝(1000円以上の買い物で500円分ずつ使えるチケットが株数に応じてもらえる)なので保有継続。

・CVSベイエリア:2687 【優待】
もともとローソンのフランチャイズ運営がメインでしたが、マンション管理、ホテル経営に舵を切った会社。カプセルホテルの割引券(1500円引き)の優待がもらえる。ガッツリ値下がり(761円→405円)。こちらもコロナの影響で優待が利用できないでいた銘柄です。そろそろ都内で映画(テアトル)→宿泊(CVSベイ)と優待コンボを決めたいです。

・クロスフォー:7810 【優待】
ぞくぞく続く値下がり銘柄(422円→237円)。こちらは自社製品のダンシングストーンというキラキラ光る宝石がもらえます。NISA枠をネタ気分で消費してしまった銘柄。

・NTT:9432 【配当】
いわずと知れたNTTです。菅政権発足時の携帯電話値下げ圧力で暴落した際に買い始めました。

・KDDI:9433 【配当+優待】
NTT 同様に配当金が魅力的なKDDI。こちらは株主優待(ギフトカタログ式)も付きます。

・沖縄セルラー電話:9436 【配当+優待】
KDDIの子会社でこちらも配当と優待が魅力的。あいにく最初に5株買ってから買い増しタイミングのないままに値上がりを続けてしまい、買い増しできてません。

・三菱商事:8058 【配当】
三菱御三家の一角をになう大会社。今は伊藤忠のほうが勢いを感じますが、熱を入れている中国事業を敬遠しての選択。配当利回りと安定感が魅力。

・ラウンド1:4680 【優待】
優待目当てだけど、一度も優待を利用したことのない銘柄。コロナのタイミングで購入したこともあり、含み益。

・AOKIホールディングス:8214 【優待】
紳士服のAOKIで知られる銘柄。ミノタケ的には快活クラブの割引券(20%引き)が目的で保有。割と配当も良いです。

・マツキヨココカラ&カンパニー:3088 【優待】
マツキヨとココカラファインが合併して名称変更。株主優待目当てだけど、100株まではまだまだ遠い…(13株)。

・日本ケアサプライ:2393 【配当】
ミノタケ介護三本柱の1柱。福祉用具のレンタル事業をメインにしています。手堅い事業内容で買付けを続けています。ちなみに三菱商事が大株主。

・九州旅客鉄道:9142 【配当】
JR九州。コロナ下で値下がりし配当利回りが旨味を増していたので買付け始めました。

・J-POWER:9513 【配当】
別名電源開発。自前で発電設備を持ちながらも電気を電力会社に売り付ける卸売り会社。国内に限らず海外にも発電所を所有。配当利回り(4.6%ほど)が魅力。ダムカード集めがささやかな趣味のミノタケはいつかJ-POWER傘下のダムカードもゲットしたいです。

・フランスベッド:7840 【優待+配当】
こちらも介護三本柱のひとつ。100株をめざしてコツコツ購入を続けています。

・双日:2768 【配当】
総合商社の一社。キャンピングカー事業への投資のニュースを目にした親近感から軽い気持ちで購入しました。当初1株300円くらいで買えるお手軽さが魅力的だったのですが最近5株→1株に併合されてしまいました。

・沖縄電力:9511 【配当】
J-POWER同様、高配当率(4.16%)な電力会社。ここしばらく、買い増しの機会のないまま時が過ぎている。

・東京海上ホールディングス:8766 【配当】
損害保険大手。安定高配当で知られる。値上がってからしばらく買えてないです。


以上が私の日本株(株主優待、配当金目的)の内容です。当初は株主優待だけの目的で日本株を買っていましたが、次第に安定した配当金を求めた銘柄選択もするようになってきました。株主優待は基本的に1単元(100株等)にならないと権利を得られないのに対して、配当金だと1株からでももらえるので少額投資に向いてますね。

昔から単元株未満の投資に関しては「ミニ株」「プチ株」といった名称で各証券会社が取り扱っていました。近年はネオモバイル証券のような1株投資など、少額投資に焦点をしぼった証券会社や、マネックス証券のような単元株未満の買い付け手数料無料をうたう(「ワン株」)証券会社があらわれ(売却に関しては手数料がかかる)、少額投資でも手数料などのコストが押さえられる環境が整ってきています。

後編では「値上がり益狙い」「成長株」をテーマに投資している日本株を取り上げます。



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こんにちはアラフィフ独身介護士のミノタケです。以前の記事で書いた「介護士にもできる資産運用とは?」をもう少し突き詰めて考えてみたいと思います。

介護士は忙しい。仕事を終えればグッタリだし休日はゆっくりしたい…そんな人が多勢だと思います。私自身、投資をできるだけシンプルな方向に舵を切りたいと思っています。

以前の記事でもふれましたが、私は投資信託のインデックスファンドの積立てをメインに今後の運用を考えています。キリの良い金額(1万円とか3万円とか)で積立てをすることが出来るし、今は一つの商品で十分に分散投資できるような商品が選べます。

複利の力も働き、素人がやって最も良いパフォーマンスを期待できる投資手法と言えるでしょう。

一方で、資産をそこそこ築いたとしていざ取り崩して使おうかな?という段になっての不安もあります。そのタイミングで好景気とは限らないからです。

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画像はS&P500指数(米国株の代表的な500銘柄を合わせて指数化したもの。おおざっぱな表現をするとTOPIXの米国版)のここ5年ほどのチャートです。赤字で示した位置なら含み益から取り崩すので心理的な抵抗感は薄いと思いますが、暴落時の青字の部分からだったら?

投資を始めた時期から見ればプラス圏でも、少し前の時期に比べるとかなりの値下がりをしています。「もったいない…」という心理的抵抗感は免れないのではないでしょうか。


どうすれば…という疑問に対する回答の一つとしては取り崩しが始まろうという時期の少し前から少しずつ高配当株、高配当ETFにシフトしていくという戦術です。

株主には株式会社側から年に何回か「配当金」という出資者に対する「これだけ利益が出ました。利益の一部を還元します」という趣旨で配られるお金があります。株の中には高配当株と言われる年3%から5%といった配当金を出してくれる会社があるのです。日本株だとJTなどが高配当株として有名ですね。

高配当株ならなんでもいいかと言えばそうではなくて、中には業績が悪くて市場で叩き売られた結果、株価に対して高利回りになっている(高利回りに見える)ような株もあったりするので注意が必要です。これについては、シフトする時期まで勉強をして目端を鍛える必要があります。少額で運用して手応えを掴むのも良いと思います。

「そんなまどろっこしいことしないで最初から高配当株を買うところから始めればいいんじゃないか?」

という意見もあると思います。目端が立つならそれももちろんありだと思いますが、高配当株はパフォーマンスでインデックスファンド投資の期待値に劣ってしまうのです。

S&P500指数は歴史的に7%前後の成長を続けてきました(ブレはあります)。単純な投資成果を比べるならこちらのほうが上なのです。しかも簡単。


というわけで、私自身は60歳くらいまでは投資信託のインデックスファンドへの積立て投資をメインに、そこから少しずつ高配当株or高配当ETFへのシフトを考えています。高配当ETFというのは高配当株を集めて作った上場投資信託です。日本株では現在適当な商品はありませんが、米国株ですとVYM(ヴァンガード米国高配当株式ETF)やSPYD(S&P500高配当株式ETF)などがあります。

まぁつみたてNISAやiDeCoなどは投信を継続していくしかないわけですが、iDeCoなどもキャッシュアウトした先を高配当株などに振り向けて行き、配当金を得ながら生活の糧を得ていくというのがイメージです。

投資信託でベースとなるお金を育て、使う時期が来たら高配当株や同ETFにシフトし配当金をもらいながら生活していく。勉強は必要とは言え、比較的取り組みやすい投資方法ではないでしょうか。ご参考になれば幸いです。

 今回の記事の前に書いた同テーマの記事はこちら。

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