アラフィフ独身介護士のミノタケ資産運用

身の丈にあった「頑張らない」投資スタイルで金融資産3500万円を目標にするブログ。圧倒的なパフォーマンス!とは無縁な平凡な人が普通にできる資産運用を語っていきたいと思います。

タグ:FIRE

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こんにちはアラフィフ独身介護士のミノタケです。ミノタケの投資目標は「65歳から30年間を生きるための資金作り」を第一としています。その金額として自分なりに計算してみて3500万円という数字を設定しました。健康であることが前提だし、昨今の円安にともなうインフレ傾向を見ると生活費も値上がってくるわけで、この数字も見直しが必要になるかもしれませんが…。





仮に3500万円を達成したら、その先は65歳からその時の自分の年齢を差し引きその間の生活を賄うための資金を確保することを目指す、ということになるでしょう。すべてを資産でまかなうつもりはなく、仕事量を減らして今より低賃金(今もそう?笑)で働きつつ自由な時間を増やしていく、というのが理想です。引退前なので、配当金+労働で日々の暮らしのお金を賄う、という形なら現在のポジションを取り崩すこともないですから理想的でしょう。

例えば55歳から65歳までの10年間なら、15万円(ひと月分の生活費)x12ヶ月x10年で1800万円。仮に労働で月10万円を確保するとしたら600万円余分に確保すればOK、という考えです。実際は、もう少し余裕額を確保してから行動となるでしょうが。

つまるところミノタケは完全リタイアを目指しておりません。ミノタケは仕事することそのものは嫌いではないし、身体を動かすことで健康の維持にもつながると考えるからです。介護の仕事は体はもちろん、わりかし臨機応変な対応だったり、利用者やスタッフの動きの把握や共有も必要で意外と頭も使います。健康、長生きにつながる仕事だと思います。

70歳くらいまでなら量を減らしつつ、介護の仕事を続けられるんじゃないだろうか?と想像します。ミノタケは山歩きが好きで、そういった環境の維持管理に携わる仕事にも関心があるので介護にこだわるつもりもないです。たぶん、健康維持なども目的に何かしらの仕事はしてるんじゃないかなぁ?そう考えると65歳以降も労働収入を見込んで資産目標を設定してもいいわけです。

こんな風に考えると大金は不要です。1億円持ってたらそりゃ安心ですが、別になくても問題ない。

ものの本によれば、死ぬ前の後悔の一つとして「あんなに一生懸命働く必要なかった」というのがあったと思います。自分が生きていくのに必要な資金を見定めて、必要なだけ働くようにしたいですね。


死ぬ瞬間の5つの後悔
ブロニー ウェア
新潮社
2012-12-18





余談ですがお金持ちの代名詞的な意味で「億り人」という言葉を使いましたが、1億円=お金持ちという時代ではないですよね。家持ちの人や積み立てている個人年金などを合わせると1億円を越えるという家庭はゴロゴロあると思います。2~3億円くらいあってようやくお金持ちかなぁ、という気がします。


以前に書いたFIREのテーマ本の感想を書いた記事です。

こんにちは愛車が故障でここ10年でないくらいに凹んでいるアラフィフ独身介護士のミノタケです(涙

早期退職、経済的自由(Financial Indepence:略してFIともいう)なんて言葉に興味を覚える人は多いと思います。「FIRE」という言葉はここ数年でよく耳にするようになりましたね。FIに早期リタイアの意味であるRetire Earlyという言葉がくっついたものだそうです。FIかつ早期リタイアを実現することさして「FIRE」というのですね。若い人を中心に聞かれる言葉です。

ミノタケの場合すでに若くないのもありますが、喉から手が出るほどFIREしたいわけではないですが(減らしたいとは思うけど、仕事が嫌いなわけではない)、大いに興味はあります。どちらかというと仕事を減らして働き続けるようなセミリタイアが理想なミノタケですが、そういった今を時めく人気ワード「FIRE」本の一冊である「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」という本を読みました。




ちなみにカドカワ:9468の株主優待(1年以上保有で権利獲得)で電子書籍のギフト券を利用して購入しました!タダで?本をゲットできるの最高!!カドカワは本の他映画のDVDやら色々選べるので優待銘柄の一つとして面白いですよ(^^)。映画の前売りチケットのギフト券なんかも選べます。

で、件の本ですが個人的にかなり楽しめましたね。経済的自由やFIREを目指す話はよく見聞きします。インデックスファンド投資や4%ルールの話など既知の情報も多いですが、この本の特徴はリタイア「後」の具体的な生活ぶりや、リタイア生活を支える株式市場の暴落などリスクに対する対処「現金クッション」「利回りシールド」の話などが新鮮でした。

4%ルールについてかんたんに説明すると、株式などの資産のうち毎年「4%だけ」切り崩しながら生活すれば、その後の株式市場の成長などで30年間は元本を減らさずに生活し続けることが出来る、という手法です。

これはバックテストなどもされてある程度立証されている手法です(とはいえ95%の成功率で5%は失敗してしまうらしい)。この4%には「投資元本」と、「時価総額」の2つの基準値があってどちらでも良いそうです。つまり資産の4%が年間生活費に相当すれば一生働かずに生活できるというわけですね。4%すなわち1/25ですから、ミノタケで言えば15万/月、年間生活費が180万を想定していますから180万円の25倍の4500万円がリタイアの目標額となるわけですね(年金などで補填できる部分があればそれだけ減額できる)。

この理論に従えばミノタケは例えば楽天VTIか同VTを4500万円分保有できればFIREできるというわけです(^^)。


さて、少し触れましたがこの4%ルールには穴があって5%は失敗する(資産が途中で尽きてしまう)ということも立証されているのですが、その5%を回避する手段がいくつかこの本では取り上げられていてその中心となるのが「現金クッションド」と「利回りシールド」なわけです。

これは言ってしまえば株式市場の暴落などで資産が目減りした時に資産を切り崩すのを避けるために、これとは別に一定の現金(年間生活費5年分)を用意するということなのですが5年分というと大きいですよね?ミノタケで言えば180万円x5年で900万円になってしまいます!

そんな大金を寝かせておくのはナンセンスというわけでここまで用意しなくて済むようにするのが「利回りシールド」すなわち配当金です。筆者はインデックスファンドや債券投資がメインですが、VYM(だったかな?)と言った高利回りETF、優先株のETFなどに投資し、配当利回り(相当金)を上げているそうです。これで仮に3%の利回りを確保しておけば後は1%を補填すれば済むということになります。ミノタケで言えば225万円まで減額出来ます(900万円÷4)。ミノタケの生活防衛資金がほぼ相当しますね(^^)。

他にも「地理的アービトラージ」と言った筆者独自の造語がいくつか出てきます。この本ではリタイアして世界中を旅して1年、戻ってからかかった費用を再計算してみたら普段の年間生活費より安上がりだった!という体験が驚きとともに描写されるシーンがあるのですが、これは物価の安い土地で生活することで年間生活費を抑えることができますよという、これまた4%ルールの欠点を補う手法の一つとして語られています。

フィリピンやベトナムなどで生活すれば低コストだよという話は聞きますが、日本の場合は物価の上昇が停滞している国家ですからそのまま適用(言語の問題もありますしね。こう考えると英語が使えるというのは大きいですね)するわけにも行きませんが、このような話がいくつもあって面白かったです。

この本の筆者は50歳や60歳でリタイアしたのではなく30代でリタイア(だからFIREなのですが)したのでどちらかという若い人にむけた本ですが、私のような中年(以上?)の人間にも大いに参考になる本でした。筆者はリタイア後は世界中を旅しながら生活しているようですが、子供がいるような家庭でも同様なリタイア生活はできるの?なんて疑問に対する回答例も上がっていますので若年ご夫婦でFIREを目指している方も参考になるかもしれません。



次はなんの本を読もうかな。「Factfulness」も読みかけなんだけど、エミンさんの新しい本も気になってるんですよね。電子書籍化しないかと様子を見ています。



ミノタケの場合、4%ルールで考えるのであれば65歳以降であれば年金で最低76,692円確保できるので、2200万円(88万x25倍:=180万円-年金92万)あれば良いということになりますね(^^)


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